「ドラフト三昧」のほうに追記しようと思ったのですが、思ったよりも分量が増えてしまったので改めてこちらに。

時間的には前後しちゃうんですが、リミッツ予選の1回戦が終わった頃にメールが一通。見ると珍しく参@TEAM OMEGAから。

補足説明
TEAM OMEGAとは、私が大学生の頃に友人で集まってMTGを遊んでいた面子のことです。
変なコンボやシナジーを好み、それぞれが変なデッキを組んで遊ぶ、ちょっぴり変な実に面白い集団ですw

既にMTGは引退して、三国志大戦の世界に行ってしまったようですが、友人として今でも仲良しです。人数は6人前後。実はこっそり殴り屋氏も所属しています。

この際ですので、メンバー紹介もしておきます。

零@TEAM OMEGA総帥・・・チームの中心人物。弐@TEAM OMEGAと参@TEAM OMEGAにリーダーとして担がれてしまった、神輿にして最大の被害者w。引きの強さと日常会話での脈絡の無さにおいて他者の追随を許さない。つまり天然。弐@TEAM OMEGAに引き勝負で勝てる稀有な男。親和デッキに愛された《偏頭痛》スキーで、CORPS CUP?優勝経験あり。

壱@TEAM OMEGA・・・僕のことなんですが。TEAM OMEGAでありながらデッキに安定性を求める変人。変なデッキを作るのは大好き。それを使って負けるのは嫌い、というワガママな男。チームの突っ込み担当だが、他の人間がことごとくボケなので全部拾うのは大変らしい。いまだに変なデッキを量産中。

弐@TEAM OMEGA・・・TEAM OMEGA設立の立役者……っていうか真犯人その1。ネット上では殴り屋@CORPS。として大好評活躍中。様々な所に様々な名前で現れるため、既に本当の名前を忘れてしまったのでは、との専らの噂。その正体については、一説に代役専門の役者で泥棒だとか、ジオンの忘れ形見だとか、《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》だとか色々言われているが、真偽の程は定かでない。本土に活動範囲を広げ、またぞろ名前を増やしている模様。TEAM OMEGA内でDCI構築レーティングが最も高い男でもある。作成したデッキとして「リス単(《ナントゥーコの祭殿/Nantuko Shrine》+《モスファイアの卵/Mossfire Egg》シリーズとのコンボデッキ)」がある。

参@TEAM OMEGA・・・TEAM OMEGAの立役者の1人……っていうか真犯人その2。黒をこよなく愛し、中でも《生命吸収/Drain Life》系呪文に愛着を持つ夜行性の吸血鬼。楽器演奏のスキルを持ち、クラシック音楽を車内で聞きながら良い車を駆る完璧超人。ただ、僕と話す時にエロスが溢れ始めるのはどうにかならんのか。
彼が手がけた作品に《ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor》デッキがある。

四@TEAM OMEGA・・・「よん」では無く「しい」と読む。TEAM OMEGAの常識担当。パーミッションやコントロールを愛するコントロール国人だが、それ以上に少女漫画と格闘ゲームを愛しているためカードは余り持っていない。ゲーム勘は高く、トーナメントデッキを回させても普通に強かった。彼の部屋には漫画と小説が今にも雪崩れてきそうな勢いで積みあがっている。
彼が作成したデッキには「メグリムギルト(《偏頭痛》+《ウルザの罪/Urza’s Guilt》で10点ライフルーズさせるコンボデッキ)」があり、これはインベイジョン期の零@TEAM OMEGA総帥の愛機となった。

通常メンバーはこの5人。TEAM OMEGAの終わりごろに大学の後輩の娘たちが仲間入りしたものの、伍@TEAM OMEGAと陸@TEAM OMEGAの名を名乗る間も無く初期メンバーの卒業によって自然消滅した。


予想以上に紹介が長くなってしまいました。
で、参@TEAM OMEGAから来たメールの内容がこちら↓
参@TEAM OMEGA:暇だから遊ぼ?

壱@HAMA研:何時から〜?

参@TEAM OMEGA:今から

壱@HAMA研:今、ドラフト中なんよ(^_^;)5時過ぎからなら、なんとか

参@TEAM OMEGA:じゃあ、どらふとしよう

壱@HAMA研:??!


正直な話、一瞬会話が理解できませんでした。

とまあ、そんな心温まる脊髄メールのやり取りを経て、リミッツ予選終了後にTEAM OMEGAがゼロに集合。君らカード屋に入るの1年振りくらいだよなw

そしておもむろに4ドラスタート。

雑談しながらのピックだったために、ここに書き残せるほどピック順を覚えておらず。

初手《炎の一斉攻撃/Flame Fusillade》、2手目《脳崩し/Brainspoil》の3手目《腹わた抜き/Disembowel》から後が思い出せません。

とにかく赤黒緑でデッキ完成。

1《スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk》
1《シミックの信徒/Simic Initiate》
1《哀悼のスラル/Mourning Thrull》
1《屋根伝いのワイト/Roofstalker Wight》
1《ヴィーアシーノの斬鬼/Viashino Slasher》
1《護民官の道探し/Civic Wayfinder》
1《よろめく殻/Shambling Shell》
1《血鱗のうろつく者/Bloodscale Prowler》
1《ラクドスの痰吐き/Rakdos Ickspitter》
1《炎樹族の血鱗/Burning-Tree Bloodscale》
1《胞子背のトロール/Sporeback Troll》
1《死足虫/Mortipede》
1《喧騒の貧霊/Rumbling Slum》
1《突撃ゼッペリド/Assault Zeppelid》
1《オーガの学者/Ogre Savant》

1《シミックの印鑑/Simic Signet》
1《騒乱の味/Taste for Mayhem》
1《野生の寸法/Wildsize》
1《炎の一斉攻撃/Flame Fusillade》
2《剣士の魔法印/Fencer’s Magemark》
1《浸透者の魔法印/Infiltrator’s Magemark》
1《腹わた抜き/Disembowel》

1《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》
1《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》

うろ覚えですが、たしかこんな感じ。調子に乗ってタッチ青したのがいただけませんでした。毎回3色に戻してましたし。

結果は0-2、2-1、2-1で2勝1敗でした。

で、このドラフトのハイライト

(1)零@TEAM OMEGA総帥との対戦中
場には零@TEAM OMEGA総帥のコントロールする《スカルガンの空砕き》(非狂喜)、《軍の要塞、サンホーム》、マナは7マナ。手札は2枚。
対するこちらには土地がそこそこ、生物たくさん。
そもそも総帥が土地1枚のマリガン無しからスタートして、この状況を作り上げてしまった辺りに、彼の恐ろしさがあるわけですが。

で、総帥が《空砕き》で攻撃。
まあ、《かき集める勇気/Gather Courage》でパンプされても、こちらのライフは20点。華麗にスルーした所、

《空砕き》に《ネフィリムの力》(→パワー7)、《サンホーム》で2段攻撃(ダメージ14点)、土地セットしてシュート(ダメージ+7点)=21点ダメージ

零@TEAM OMEGA総帥閣下の言「壱、生きてる〜?」
壱@TEAM OMEGAの返答「死ぬわい!」
総帥の人間力を久しぶりに見せ付けられました……。

(2)参@TEAM OMEGAとの対戦中
参@TEAM OMEGA、2ターン目の印鑑経由からの3ターン目、おもむろに《ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist》をプレイ。

僕の場には《ヴィーアシーノの斬鬼》が1体と土地が少し。

参@TEAM OMEGA、4ターン目に《謎の幻霊/Enigma Eidolon》をプレイ。

そう、この男は何とライブラリ破壊が組めなくなったと言われるRGD環境の、しかも4ドラで、ライブラリ破壊を組んできたのです。

そして《謎の幻霊》プレイによって《シアクー》の能力が誘発。
僕のライブラリから除外される《喧騒の貧霊》。

こちらが後続の生物をプレイすると、向こうは《幻の漂い》でブロッカーを増やします。
そしてライブラリから除外される《よろめく殻》。

主力の攻撃も《謎の幻霊》がナイスブロックを決めてみせ、墓地に行くついでに僕のライブラリから《腹わた抜き》と《野生の寸法》を道連れにします。

そして次のターンに《小柄な竜装者》と一緒に場に戻ってきて僕のライブラリを2枚削っていく《幻霊》。

そばで見ていた主水さんをして「あんなにアグレッシブに動くシアクーを見たことが無い」と言わしめたデッキは、とうとう僕のデッキから主力だけをピンポイントで削り取り、そのままライブラリアウト勝ちを手にしたのです。

(3)総帥語録
僕を1回戦で撃破したのに味を占め、土地1枚《野生の朗詠者》含む呪文6枚の手札を何度もキープして始めた上、毎回ブン回りを見せ付けた零@TEAM OMEGA総帥閣下。

「いや、冷静にマリガンしろよ」という僕の言葉に

「いやいや、大丈夫だよ。手札に土地1枚からでも回るようにマナカーブ考えてあるから」

流石は総帥で御座います!
総帥のデッキは、きっと因果律とかアカシックレコードとか、凡人の及ばぬ領域に踏み込んで組まれているのでしょう。

その様な芸術品に対して「マリガンしろ」などと愚昧な言葉を発してしまった己の非才に私赤面を禁じえません。

お美事! お美事に御座りまする!!

いやぁ、笑った笑った。
爆笑した。呵呵大笑した。感動した。

久しぶりにTEAM OMEGAのMTGを堪能しました。
そうそう、こんな理不尽な死に方何回もさせられたなあ。
みんな無茶しすぎだよ!!

とても面白かったので、また是非やろう。

コメント

殴り屋@CORPS
殴り屋@CORPS
2006年6月21日0:38

えっとさ、なにからツッこんでいいのかわからないけど、
きっと総帥は某ヤマディアンと肩を並べる逸材と言うことだけは
文面を通してわかってもらえると思うよ、うん。

ま、総帥が
「いやいや、大丈夫だよ。手札に土地1枚からでも回るようにマナカーブ考えてあるから」
と言うなら、今後のMTGはそういう流れになっていくんだと思います。

あ〜、なんと言う漢なんだ、総帥。



………ねぇ、どうでもいいけど、OMEGAの中では俺まともなほうだよね?w

壱@HAMA研
壱@HAMA研
2006年6月21日0:46

殴り屋へ

>某ヤマディアン
一応ツッコんでおくと、単語を隠しきれてないよ。

そして俺には既知外列伝の中の人ほどの文才が無ぇー!!!11!

まあ、総帥のキャラだけで充分笑いが取れると思います。うん。



>OMEGAの中では俺まともなほうだよね?w

・・・・・・それは、どうかなw?


あ、ここを読んでいる人に念を押しておきますが、総帥は礼儀正しく、ほがらかで紳士的なナイスガイですよ。マジでマジで。

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