壱のドラフト一夜漬け?
2007年6月14日 リミテッド コメント (2)(注)壱は決してドラフト巧者というわけではありません。そこのところを理解して、話半分で読んでください。
前書き
昨日の日記にも書きましたが、ゼロのドラフトにも新規さんが増えてきて嬉しい限り。私事ですが、TEAM OMEGAの面子も懐があったかくなってきたらしくドラフトに参加する回数が増えてきてディモールト(非常に)良し。
しかし、初心者や復帰者が常連の中に入ってドラフトしても、イマイチ勝ち切れないのも事実。環境への知識とドラフトの経験がモノをいうフォーマットですから、そこら辺の差がちょっぴりビター。
じゃあ、常連に追いつくためには1年くらいドラフトやらなきゃいけないの?
いえいえ、経験は場数を踏まないといけませんが、知識だけなら何とか下駄を履けるもんです。
つまりはテストの前の一夜漬け。
初心者のために御送りする「壱のドラフト一夜漬け」
今回はカードをピックするときの視点についてお話します。
0.ピックの基準
ドラフトは1パック目で結構色々と決まってしまう傾向にあります。上家、下家がいるために、1回変な流れを作ってしまうと両隣も巻き込んでしまうために修正が難しいためです。
なので、今回は1パック目「時のらせん」を中心にお話します。
ドラフトでカードを取る時に気をつけたいことは4つあります。
1.カードの点数
2.色の流れを読む
3.アーキタイプ
4.マナカーブ
それぞれ、気にするタイミングが違います。
以下、順番に章立ててお話します。
1.点数の話
当たり前の話ですが、強いデッキを組むためには強いカードをピックする必要があります。ピックするカードの目安としては、こちら
主任のHAMA研的ドラフト講座3〜4
(http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/hama/other/hama_draft3.htm)
(http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/hama/other/hama_draft4.htm)
を読んでいただくとして、実際にカードを取る話を少し。
パックを開けたばかりの15枚のカード。みんなで順番に強いカードをピックしていくわけですから、まだ誰の手にも触れない15枚のカードは、理論上は宝の山ということになります。
ここから強いカードを選び出すのが一苦労。
そもそも強いって何? でかいクリーチャー? 使いやすい除去?
基準が無いと選びにくいですよね。
そこで役立つのが点数。
分かりやすくするために、極端な例を挙げてみましょう。
パックの中のカードが、10点満点で表わせたとします。
10点のカード
9点のカード
8点のカード
7点のカード
6点のカード
6点のカード
5点のカード
4点のカード
4点のカード
3点のカード
3点のカード
2点のカード
2点のカード
1点のカード
1点のカード
これなら分かりやすいですね。10点のカードは「強い」カードですから、10点のカードをピックします。
普段からカードにドラフト用の点数をつけておくと、初手がスムーズに決まります。
ただ、気をつけなければならない点が一つ。
この点数、どこを探しても手に入りません。ネットを見ると、個人のサイトやWikiで点数表が公開されていたりもしますが、正直な話、当てにならないと思います。
出来杉君だと面ってテストの答案を写したら、のびた君の答案でした、なんてことも起こりえます。コレばっかりはネットに頼らず、自分で作ることをオススメします。
作り方はそれぞれですが、学校の通知表のように5段階でつけるくらいが簡便でよいでしょう。例えば以下
「A」超優秀なカード。大量or何回も使える除去や、超強力な生物
(《円盤の大魔術師》《ボガーダンのヘルカイト》)
「B」優秀なカード。除去呪文や、優秀な生物。
(《裂け目の稲妻》《コー追われの物あさり》待機クリーチャー全般)
「C」普通のカード。デッキのレギュラーメンバーは大体ここ。
(《雲を追うケストレル》《ヴェク追われの侵入者》《サリッドの発芽者》)
「D」用途が狭い、コストパフォーマンスが悪い等の理由で、できればデッキに入れたくないカード。
(《戸惑い》《蠢く肉裂き》《ワームウッドのドライアド》)
「E」正直、デッキに入らないカード。
(《ガラスのアスプ》《大地の裂け目》)
と言う具合です。勿論、凝り性の方は段階を増やしても構いません。
しかし、全てのカードを暗記するのは大変ですよね。
まずはレアとアンコモンで「初手クラス」といわれているカードだけ憶えておくだけでも充分役に立ちます。
「時のらせん」の初手クラスサンプルとして置いておきます。
白
R《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》
R《セラの報復者/Serra Avenger》
R《クロノサヴァント/Chronosavant》
青
U《巣立つ大口獣/Fledgling Mawcor》
R《イクシドロン/Ixidron》
R《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
R《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
C《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》
黒
R《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》
R《要塞の監視者/Stronghold Overseer》
R《疫病スリヴァー/Plague Sliver》
R《突然の俗化/Sudden Spoiling》
U《突然の死/Sudden Death》
C《絞殺の煤/Strangling Soot》
赤
R《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
R《パーディック山のドラゴン/Pardic Dragon》
R《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》
U《硫黄破/Sulfurous Blast》
U《大火口のカヴー/Firemaw Kavu》
C《稲妻の斧/Lightning Axe》
緑
R《幽体の魔力/Spectral Force》
R《セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit》
T《獣群の呼び声/Call of the Herd》
T《古木のヴァーデロス/Verdeloth the Ancient》
マルチカラー
R《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist》
T《嵐の束縛/Stormbind》
T《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》
アーティファクト
《トリスケラバス/Triskelavus》
「ここに挙げられているもの以外は初手に値しない!」という訳ではありません。これらは天の恵みなので、出会ったときは天に感謝してピックすると良いでしょう。
出会えなかったらどうするのか?
少し下がる8点〜7点(言い換えれば「B」クラス)のカードを取ることになります。
その話は次の章以降に譲って、この章を終わります。
前書き
昨日の日記にも書きましたが、ゼロのドラフトにも新規さんが増えてきて嬉しい限り。私事ですが、TEAM OMEGAの面子も懐があったかくなってきたらしくドラフトに参加する回数が増えてきてディモールト(非常に)良し。
しかし、初心者や復帰者が常連の中に入ってドラフトしても、イマイチ勝ち切れないのも事実。環境への知識とドラフトの経験がモノをいうフォーマットですから、そこら辺の差がちょっぴりビター。
じゃあ、常連に追いつくためには1年くらいドラフトやらなきゃいけないの?
いえいえ、経験は場数を踏まないといけませんが、知識だけなら何とか下駄を履けるもんです。
つまりはテストの前の一夜漬け。
初心者のために御送りする「壱のドラフト一夜漬け」
今回はカードをピックするときの視点についてお話します。
0.ピックの基準
ドラフトは1パック目で結構色々と決まってしまう傾向にあります。上家、下家がいるために、1回変な流れを作ってしまうと両隣も巻き込んでしまうために修正が難しいためです。
なので、今回は1パック目「時のらせん」を中心にお話します。
ドラフトでカードを取る時に気をつけたいことは4つあります。
1.カードの点数
2.色の流れを読む
3.アーキタイプ
4.マナカーブ
それぞれ、気にするタイミングが違います。
以下、順番に章立ててお話します。
1.点数の話
当たり前の話ですが、強いデッキを組むためには強いカードをピックする必要があります。ピックするカードの目安としては、こちら
主任のHAMA研的ドラフト講座3〜4
(http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/hama/other/hama_draft3.htm)
(http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/hama/other/hama_draft4.htm)
を読んでいただくとして、実際にカードを取る話を少し。
パックを開けたばかりの15枚のカード。みんなで順番に強いカードをピックしていくわけですから、まだ誰の手にも触れない15枚のカードは、理論上は宝の山ということになります。
ここから強いカードを選び出すのが一苦労。
そもそも強いって何? でかいクリーチャー? 使いやすい除去?
基準が無いと選びにくいですよね。
そこで役立つのが点数。
分かりやすくするために、極端な例を挙げてみましょう。
パックの中のカードが、10点満点で表わせたとします。
10点のカード
9点のカード
8点のカード
7点のカード
6点のカード
6点のカード
5点のカード
4点のカード
4点のカード
3点のカード
3点のカード
2点のカード
2点のカード
1点のカード
1点のカード
これなら分かりやすいですね。10点のカードは「強い」カードですから、10点のカードをピックします。
普段からカードにドラフト用の点数をつけておくと、初手がスムーズに決まります。
ただ、気をつけなければならない点が一つ。
この点数、どこを探しても手に入りません。ネットを見ると、個人のサイトやWikiで点数表が公開されていたりもしますが、正直な話、当てにならないと思います。
出来杉君だと面ってテストの答案を写したら、のびた君の答案でした、なんてことも起こりえます。コレばっかりはネットに頼らず、自分で作ることをオススメします。
作り方はそれぞれですが、学校の通知表のように5段階でつけるくらいが簡便でよいでしょう。例えば以下
「A」超優秀なカード。大量or何回も使える除去や、超強力な生物
(《円盤の大魔術師》《ボガーダンのヘルカイト》)
「B」優秀なカード。除去呪文や、優秀な生物。
(《裂け目の稲妻》《コー追われの物あさり》待機クリーチャー全般)
「C」普通のカード。デッキのレギュラーメンバーは大体ここ。
(《雲を追うケストレル》《ヴェク追われの侵入者》《サリッドの発芽者》)
「D」用途が狭い、コストパフォーマンスが悪い等の理由で、できればデッキに入れたくないカード。
(《戸惑い》《蠢く肉裂き》《ワームウッドのドライアド》)
「E」正直、デッキに入らないカード。
(《ガラスのアスプ》《大地の裂け目》)
と言う具合です。勿論、凝り性の方は段階を増やしても構いません。
しかし、全てのカードを暗記するのは大変ですよね。
まずはレアとアンコモンで「初手クラス」といわれているカードだけ憶えておくだけでも充分役に立ちます。
「時のらせん」の初手クラスサンプルとして置いておきます。
白
R《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》
R《セラの報復者/Serra Avenger》
R《クロノサヴァント/Chronosavant》
青
U《巣立つ大口獣/Fledgling Mawcor》
R《イクシドロン/Ixidron》
R《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》
R《ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter》
C《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》
黒
R《センギアの吸血魔/Sengir Nosferatu》
R《要塞の監視者/Stronghold Overseer》
R《疫病スリヴァー/Plague Sliver》
R《突然の俗化/Sudden Spoiling》
U《突然の死/Sudden Death》
C《絞殺の煤/Strangling Soot》
赤
R《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
R《パーディック山のドラゴン/Pardic Dragon》
R《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》
U《硫黄破/Sulfurous Blast》
U《大火口のカヴー/Firemaw Kavu》
C《稲妻の斧/Lightning Axe》
緑
R《幽体の魔力/Spectral Force》
R《セロン教の隠遁者/Thelonite Hermit》
T《獣群の呼び声/Call of the Herd》
T《古木のヴァーデロス/Verdeloth the Ancient》
マルチカラー
R《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist》
T《嵐の束縛/Stormbind》
T《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》
アーティファクト
《トリスケラバス/Triskelavus》
「ここに挙げられているもの以外は初手に値しない!」という訳ではありません。これらは天の恵みなので、出会ったときは天に感謝してピックすると良いでしょう。
出会えなかったらどうするのか?
少し下がる8点〜7点(言い換えれば「B」クラス)のカードを取ることになります。
その話は次の章以降に譲って、この章を終わります。
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