壱のドラフト一夜漬け?
2007年6月15日 リミテッド コメント (2)2.色の流れ
色の流れとは、いわば「色の棲み分け」です。
ドラフトをする時に大事なのは、「隣(特に上家=右隣の人)と被らないようにする」という点です。
そのために、色の流れを読んで棲み分けることが必要になります。
何故「色の棲み分け」が重要なのか? 以下の例で考えてみましょう。
上家が赤をドラフトしていたとして、あなたも赤をピックしていた場合を想定します。
1パック目。どんなに赤の強いカードを取りたくても、貴方が欲しいカードは全て上家が取ってしまいます。たまに赤いカードが流れてきても、上家がもっと強いカードを取っているだけで、強力なカードが天から降って来ることはありません。
2パック目。1パック目とは逆順ですから、あなたがウハウハで赤いカードをピック出来ます。逆に上家の人(右隣)は、1パック目のあなたと同じ状況になって、必要なカードが取れません。
3パック目。順番が戻ります。上家の人は2パック目で生まれた遅れを取り戻すために赤いカードを取りに来ます。おそらく3パック目であなたは赤いカードをピックできないでしょう。
これでは上家もあなたも、結果として中途半端なデッキになってしまいます。
しかも、貴方がピックで上家よりも先にカードを取れるのは2パック目だけですから、カードパワーは上家の方が一回り上という計算になり、貴方のほうが損であるといえます。
そういったことが起こらないように予防することが、色の流れを推察する意義です。
さて、ではどうやって色を読むのか。
上から流れてくるパックの中身を観察する以上の方法はありません。
マジックのコモンは、ある程度均等に色が散らばるように作られているので、コレを利用して色を読むことが出来ます。
色のばらつきを見るタイミングは4手目〜5手目が良いでしょう。パックからレア、タイムシフト、優秀なアンコモンが取られ、上家がコモンに手を出すタイミングがこの辺りにあるためです。
例として、以下のパックを見てみましょう。
R《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》A
T《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》D
U《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》C
U《塩水の精霊/Brine Elemental》B
U《ペンデルヘイヴンの古老/Pendelhaven Elder》C
C《流水の海蛇/Slipstream Serpent》C
C《正義の凝視/Gaze of Justice》D
C《絞殺の煤/Strangling Soot》B
C《水深の予見者/Fathom Seer》C
C《炎核の精霊/Flamecore Elemental》C
C《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》C
C《冥界への呼び声/Call to the Netherworld》D
C《隻眼の巨人/Cyclopean Giant》D
C《真鍮の虻/Brass Gnat》E
C《凶暴なサリッド/Savage Thallid》D
左のアルファベットはレアリティ、右のアルファベットは私の評価です。ここから評価順に4手目までピックしたとします。
T《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》D
U《ペンデルヘイヴンの古老/Pendelhaven Elder》C
C《流水の海蛇/Slipstream Serpent》C
C《正義の凝視/Gaze of Justice》D
C《水深の予見者/Fathom Seer》C
C《炎核の精霊/Flamecore Elemental》C
C《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》C
C《冥界への呼び声/Call to the Netherworld》D
C《隻眼の巨人/Cyclopean Giant》D
C《真鍮の虻/Brass Gnat》E
C《凶暴なサリッド/Savage Thallid》D
このような感じでパックが回ってくることになります。出来ればピックしたくないDやEのカードを除外してブラッシュアップすると、
U《ペンデルヘイヴンの古老/Pendelhaven Elder》C
C《流水の海蛇/Slipstream Serpent》C
C《水深の予見者/Fathom Seer》C
C《炎核の精霊/Flamecore Elemental》C
C《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》C
となります。色で見ると、緑2枚、青2枚、赤1枚が漏れてきていることが分かります。「ここから緑と青は人気が無いかもしれない」と推察することが出来ます。逆に白と黒は人気だと推測できますね。
この順目で、評価の高いカードが流れてきた場合、「上流ではその色は薄い」と推察することが出来ます。
ただし、これはあくまで推測であることに注意してください。
上の例でも、実際には《ザルファーの魔導師、テフェリー》と《塩水の精霊》という青いレアとアンコモンがピックされているわけで、1つのパックのコモンから推察できることが常に正しいわけではありません。
4手目5手目だけではなく、全てのパックから情報を得られるように観察してください。
この章では、色の流れと棲み分けについてお話しました。
初手で取ったカードも大事ですが、「初手で《ボガーダンのヘルカイト》を取ったから絶対に赤をやるZE!!」などと視野を狭めることなく、パック全体の色のばらつき方、固まり方を観察することが重要です。
色の流れとは、いわば「色の棲み分け」です。
ドラフトをする時に大事なのは、「隣(特に上家=右隣の人)と被らないようにする」という点です。
そのために、色の流れを読んで棲み分けることが必要になります。
何故「色の棲み分け」が重要なのか? 以下の例で考えてみましょう。
上家が赤をドラフトしていたとして、あなたも赤をピックしていた場合を想定します。
1パック目。どんなに赤の強いカードを取りたくても、貴方が欲しいカードは全て上家が取ってしまいます。たまに赤いカードが流れてきても、上家がもっと強いカードを取っているだけで、強力なカードが天から降って来ることはありません。
2パック目。1パック目とは逆順ですから、あなたがウハウハで赤いカードをピック出来ます。逆に上家の人(右隣)は、1パック目のあなたと同じ状況になって、必要なカードが取れません。
3パック目。順番が戻ります。上家の人は2パック目で生まれた遅れを取り戻すために赤いカードを取りに来ます。おそらく3パック目であなたは赤いカードをピックできないでしょう。
これでは上家もあなたも、結果として中途半端なデッキになってしまいます。
しかも、貴方がピックで上家よりも先にカードを取れるのは2パック目だけですから、カードパワーは上家の方が一回り上という計算になり、貴方のほうが損であるといえます。
そういったことが起こらないように予防することが、色の流れを推察する意義です。
さて、ではどうやって色を読むのか。
上から流れてくるパックの中身を観察する以上の方法はありません。
マジックのコモンは、ある程度均等に色が散らばるように作られているので、コレを利用して色を読むことが出来ます。
色のばらつきを見るタイミングは4手目〜5手目が良いでしょう。パックからレア、タイムシフト、優秀なアンコモンが取られ、上家がコモンに手を出すタイミングがこの辺りにあるためです。
例として、以下のパックを見てみましょう。
R《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》A
T《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》D
U《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem》C
U《塩水の精霊/Brine Elemental》B
U《ペンデルヘイヴンの古老/Pendelhaven Elder》C
C《流水の海蛇/Slipstream Serpent》C
C《正義の凝視/Gaze of Justice》D
C《絞殺の煤/Strangling Soot》B
C《水深の予見者/Fathom Seer》C
C《炎核の精霊/Flamecore Elemental》C
C《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》C
C《冥界への呼び声/Call to the Netherworld》D
C《隻眼の巨人/Cyclopean Giant》D
C《真鍮の虻/Brass Gnat》E
C《凶暴なサリッド/Savage Thallid》D
左のアルファベットはレアリティ、右のアルファベットは私の評価です。ここから評価順に4手目までピックしたとします。
T《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》D
U《ペンデルヘイヴンの古老/Pendelhaven Elder》C
C《流水の海蛇/Slipstream Serpent》C
C《正義の凝視/Gaze of Justice》D
C《水深の予見者/Fathom Seer》C
C《炎核の精霊/Flamecore Elemental》C
C《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》C
C《冥界への呼び声/Call to the Netherworld》D
C《隻眼の巨人/Cyclopean Giant》D
C《真鍮の虻/Brass Gnat》E
C《凶暴なサリッド/Savage Thallid》D
このような感じでパックが回ってくることになります。出来ればピックしたくないDやEのカードを除外してブラッシュアップすると、
U《ペンデルヘイヴンの古老/Pendelhaven Elder》C
C《流水の海蛇/Slipstream Serpent》C
C《水深の予見者/Fathom Seer》C
C《炎核の精霊/Flamecore Elemental》C
C《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver》C
となります。色で見ると、緑2枚、青2枚、赤1枚が漏れてきていることが分かります。「ここから緑と青は人気が無いかもしれない」と推察することが出来ます。逆に白と黒は人気だと推測できますね。
この順目で、評価の高いカードが流れてきた場合、「上流ではその色は薄い」と推察することが出来ます。
ただし、これはあくまで推測であることに注意してください。
上の例でも、実際には《ザルファーの魔導師、テフェリー》と《塩水の精霊》という青いレアとアンコモンがピックされているわけで、1つのパックのコモンから推察できることが常に正しいわけではありません。
4手目5手目だけではなく、全てのパックから情報を得られるように観察してください。
この章では、色の流れと棲み分けについてお話しました。
初手で取ったカードも大事ですが、「初手で《ボガーダンのヘルカイト》を取ったから絶対に赤をやるZE!!」などと視野を狭めることなく、パック全体の色のばらつき方、固まり方を観察することが重要です。
コメント
青のレアならヴェズーヴァの多相の戦士かテフェリーでいいと思います。