不確定名:沖縄県選手権2007簡易レポ前編(長文注意)
2007年10月30日 MTG【お願い】疲労で記憶が擦り切れており、曖昧な記憶を頼りに書いておりますので、間違いが御座いましたら遠慮なくコメントやメールでお教えください。
都道府県選手権に参加したので、記憶が少しでも残っているうちに不確定名レポらしきもの(実際はメモ)を書いておこうと思います。
デッキの話
調整の話はアリーナでうっかり1位を取っちゃった時に書いたので省略。主任の日記に書いてあったことも殆ど実話です。詳しく聞きたい方は(いないと思いますが)直接聞いてください。3行でまとめると、
主任とのスパーで赤緑フルボッコ
解体前に全敗覚悟でアリーナに出る
なぜか優勝
とかそんな感じ。デッキリスト非公開が多い中、堂々とリストを晒している所にいかに諦めていたかが分かりますね。(http://islandwalker.at.infoseek.co.jp/report/07_10/07_10_21.html)
実際に都道府県選手権で壱が使用したデッキがこちら。
壱@HAMA研の都道府県選手権用デッキ
HAMAステロイド
3《ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld》
3《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
4《トロールの苦行者/Troll Ascetic》
3《傲慢な完全者/Imperious Perfect》
1《仮面の称賛者/Masked Admirers》
3《タール火/Tarfire》
4《死亡+退場/Dead/Gone》
4《火葬/Incinerate》
3《幽霊火/Ghostfire》
2《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
3《森/Forest》
6《山/Mountain》
1《地平線の梢/Horizon Canopy》
4《樹上の村/Treetop Village》
4《ラノワールの再生地/Llanowar Reborn》
4《カープルーザンの森/Karplusan Forest》
【サイドボード】
4《春の大掃除/Spring Cleaning》
4《氷結地獄/Cryoclasm》
2《爆裂+破綻/Boom/Bust》
2《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
3《硫黄破/Sulfurous Blast》
キスキンやマーフォーク等のクリーチャーデッキには軽量火力が、
ピクルスには大量に搭載された生物が、
氷雪コンにはサイドからの土地破壊が刺さる万能型デッキ。のつもり。
ただし、黒緑のエルフデッキに対してだけは
・フィニッシャーである《野生語りのガラク》の枚数差
・不可避のフィニッシャーである《不敬の命令》の存在
・《叫び大口》の存在(簡単に《タルモ》と《ガラク》を壊される)
という3点の差が埋められず、黒緑エルフは天敵になってしまいました。
メタゲームの話
個人的な予想では、
「安い早い強い」の3拍子をそろえたキスキンウィニーが1番人気で、
それを倒すためにラヴニカが落ちたことによるダメージが比較的軽い氷雪コンを沖縄に多く存在するコントロールスキーが選択して、
さらに一部の人間が《誘惑蒔き/Sower of Temptation》入りのピクルスを選択する
という見解でした。
つまり、黒緑エルフは《神の怒り/Wrath of God》を恐れて出てこないと楽観視していたわけです。それでも一応、サイドボードにキスキン用と打ち分けが出来る《硫黄破》と、完全に黒緑エルフ用の《ロクソドンの戦槌》を積みましたが。ぶっちゃけ焼け石に水なんですよネー
当日の話
0回戦には何とか勝利。前日までの調整で、黒緑エルフにだけは逆立ちしても勝てないことが分かっていたので、黒緑エルフがいないように祈る。蓋を開けると結構いて萎える。
そういえば、今回の参加者は47人だったそうです。38人→40人→44人→47人と、右肩上がりに推移しており喜ばしいことです。
今のところ都道府県選手権3年連続ベスト8なので、記録更新を目標に頑張ることにする。
対戦メモ(敬称略)
R1 キンモク@Team.UK(黒タッチ緑ウィニー)
開始前に話を聞くと、大会後に夜勤バイトが控えているらしい。がんばれ、蝶がんばれ。
G1
初手、《森》《樹上の村》《ラノワールの再生地》《タール火》《ソーンウィールドの射手》《野生語りのガラク》×2をキープ。3ターン目まで《沼》1枚で止まっているキンモク君に《射手》《村》で攻撃すると《魂の撃ち込み/Soul Spike》ピッチで《村》が壊滅。
そこから土地が止まり、リカバーに成功したキンモク君の《ストロームガルドの十字軍》が文字通り軍隊で来て負け。
G2
Wマリガン後《山》1枚スタート。普段から土地を引かない私が土地を引くはずも無く。
0-1-0
絶望した! いきなり全勝縛りなんてハードルの高さに糸色望したー!!
R2 M@HAMA研(白単キスキン)
主任チューンのキスキンをシェアされたMさん。ふと見ると、シートにHAMA研と書かれておりました。ありがとうございます。
G1
序盤、《ゴールドメドウの侵略者》から《メドウグレインの騎士》と繋がれ苦しい場になるも、《鏡の精体》召喚でフルタップから攻撃してきた《騎士》を《樹上の村》で討ち取り、返しのターンで引いた《火葬》を《鏡の精体》に。
そこから《トロールの苦行者》《レンの地の克服者》と地上を固めて、火力でなんとか制圧。
G2
Mさんが土地事故を起こして勝ち。
1-1-0
R3 もり@流派靴べら不敗(タルモラック)
最近またゼロに顔を出すようになっていた もりちゃん。その時に調整中のデッキは一通り見せているので、おおまかな動き方はばれていると覚悟して勝負。
「壱さん、あの赤単じゃないのー?」
いや、アレはちょっと無理っす。
G1
もりちゃん先攻で、開始早々の《思考囲い》。手札に2枚あるからキープしていた《レンの地の克服者》を切らされてションボリ。《ラノワールの再生地/Llanowar Reborn》セットしてエンドしたら、《思考囲い》2発目。またですかい。
運良く《ケルドの後継者、ラーダ》がトップから駆けつけて事なきを得て展開。もりちゃんの場にブロッカーがいないので《ラーダ》に移植して3/3を2体にして攻勢に回ると投了。《思考囲い》しか引かなかったんだそうで、そりゃ無理だねと2本目に。
G2
先攻1ターン目《思考囲い》の後、もりちゃんの土地が《沼》1枚でストップ。3ターン後にもりちゃんが投了する。
2-1-0
早めに終わってしまったので缶コーヒー片手に会場内を見て回る。
どうも1回戦のペアリングで氷雪コンの同士討ちが3卓ほどあった模様。更に、時間切れドローになった氷雪コン同士が2回戦以降でも同士討ちを繰り返すという まさに《氷結地獄》。
それで割を食っているのがピクルス・クロックパーミ・ハンデスといったコントロールメタデッキ。一番相性のいい連中が引き分けゾーンに引き篭もって出てこないせいで、苦手なビートデッキにばかり遭遇するハメに。
逆に確変起きて大フィーバーに突入したのがキスキンやエルフといったビートデッキ。神様が天岩戸に引き篭もって俗世に興味を示さないものだから、ヒャッハーと調子に乗って大暴れ。そこかしこで民兵とエルフが種籾の如く勝ち星を奪い愛。
そんな流れに乗っかって順調に上位卓に居座り続けているのが、私の背テロイドの天敵 黒緑エルフ。「はやく氷雪コンに突っこんで滅びますように」と怒りっぽい神様に祈りながら、お布施を突っこむと食糧を授けてくださる機械神(デウス・エクス・マキナ)から授かった食べ物「カロリーメイト・チョコ味」(建物内の自販機で売っていた)を食して次への英気を養う。うぉぉん、俺はn(略)
R4 Davy(白単ウィニー)
直近のFNMでも当たったDavyさん。最近Davyさんと ふゆさんから師匠呼ばわりされます。不思議。ヘッポコに師事するとヘッポコになりますよ?
G1
《ケルドの後継者、ラーダ》移植スタートから、攻撃→赤マナ発生→火力全弾発射 の流れが決まり、生物を焼き尽くして勝ち。
G2
2ターン目《サルタリーの僧侶》、3ターン目《栄光の頌歌》、4ターン目《セラの報復者》×2! 無理にも程がある。
G3
《頌歌》にバックアップされた《僧侶》VS《傲慢な完全者》で強化されている《克服者》の殴り合い。手札に火力を抱えている分、こちら優勢の所で《僧侶》が《ロクソドンの戦鎚》をハンマーコネクトして僧侶王にクラスチェンジ。しかし、こちらが抱えていた火力が《幽霊火》だったために光になったのは僧侶王。これで流れが決まって押し切り勝ち。
3-1-0
正直、本気で負けるかなと思いました。マジック始めて1年経っていませんが、デッキ・プレイングひっくるめて、この夫婦の伸び方はハンパ無いです。マジックが本当に好きなんだなーって思います。
R5 りょう(黒緑エルフ)
とうとう当たってしまった黒緑。一つ前のバージョンとはいえ、主任の組んだデッキをシェアされているわけで正直しんどい。
去年の1回戦では僕が勝ち、りょうさんは見事サブマリンを成功させたわけですが、今回は僕が既にサブマリン中で後にひけない状態。お互いに「当たりたくなかったね(ですね)」と言いつつ試合開始。
G1
先攻はりょうさん。最初のセットは《沼》で3ターン目まで動かず。こちらはその間に《レン》から《傲慢な完全者》に繋がってビートダウンに成功。
―サイドボーディング中―
「壱君、相性悪いって言う割には速攻で勝ってるじゃない」
いやいや、ブン回っただけです。マジで相性自体は悪いんですよ?
G2
僕の土地が詰まった上に、りょうさんが《野生語りのガラク》で展開してオーバーラン+《不敬の命令》でGG。
G3
りょうさんが《ラノワールのエルフ》しか引かない所を、《ラーダ》が攻撃、赤マナ発生させてからの火力ばら撒きでブロッカーを一掃して勝ち。
4-1-0
運が味方についていたとは言え、苦手なデッキタイプ相手に勝利したことで少し余裕ができる。「このまま決勝までいけるのでは?」という気がしてきたのも、この辺り。
R6 AKA(青白氷雪コン)
今回はAnonymityの面子と調整をしていたAKA君。赤白巨人コントロールや黒緑エルフでないことを祈るばかり。
G1
先攻AKA君のセットは《冠雪の平地》。次のセットが《占術の岩床》で氷雪コンだと判明。メインでは勝てないものの、サイド後で2本取れるはず。今大会では始めて喰らう《神の怒り》で場を一掃されて、《霧氷羽の梟》に圧殺される。
G2
2ターン目《克服者》移植から、AKA君の平地に《氷結地獄》を撃ち込んで白マナを潰してから攻撃の繰り返しで勝ち。
G3
《ボリアルの氷棚》を《爆裂》して青マナを潰した後、移植された《苦行者》からの《氷結地獄》の連打で勝ち。
5-1-0
ここで予選ラウンドが終了。上位卓の人たちがIDしているので、延々ガチ勝負を強いられた僕がポイント差で1位抜けの形に。
目標だった都道府県選手権連続ベスト8記録を更新できたのでひとまず安心というか満足というか。
決勝ラウンドは後編に書きます。
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