色で見るコモンカード(スタンダード編2)

前回の補足として、県内の直近のFNMで使われたコモンを見て行きたい。
ちなみに、便宜上前回紹介したカードも併記する。


《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
《兵員への参加/Join the Ranks》

《忘却の輪/Oblivion Ring》
《未達への旅/Journey to Nowhere》



《クラーケンの幼子/Kraken Hatchling》

《宝物探し/Treasure Hunt》
《予言/Divination》
《深遠の謎/Mysteries of the Deep》
《思案/Ponder》
《否認/Negate》



《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》

《強迫/Duress》
《精神腐敗/Mind Rot》



《板金鎧の土百足/Plated Geopede》

《燃え立つ調査/Burning Inquiry》
《魂の火/Soul’s Fire》
《マグマのしぶき/Magma Spray》
《稲妻/Lightning Bolt》
《噴出の稲妻/Burst Lightning》
《消しえる火/Quenchable Fire》
《焼尽の猛火/Searing Blaze》



《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen》
《カビのシャンブラー/Mold Shambler》
《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》

《砕土/Harrow》
《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
《探検/Explore》
《不屈の自然/Rampant Growth》
《巨森の蔦/Vines of Vastwood》


マルチカラー
《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
《巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid》
《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》
《意思切る者/Architects of Will》
《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》

《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》
《妨げる光/Hindering Light》
《終止/Terminate》
《荒廃稲妻/Blightning》


アーティファクト
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》

土地
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》
《ぐらつく峰/Teetering Peaks》
《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》
《ハリマーの深み/Halimar Depths》
《くすぶる尖塔/Smoldering Spires》
《カルニの庭/Khalni Garden》



白はほぼ変更なし。それだけ前述のカード群が強いと言うことか。
新たには《兵員への参加/Join the Ranks》が追加された。同盟者デッキを組むならば、1枚で2体の同盟者・兵士トークンをインスタントタイミングでプレイできるので強力だ。ひそかに兵士タイプも持っているので、兵士デッキに組み込んでも良い。


青は《宝物探し/Treasure Hunt》や《深遠の謎/Mysteries of the Deep》が出てきた。やはりカードを引いてこそ青ということか。《本質の散乱/Essence Scatter》が入っていないが、ジャンドに対するメタゲーム上《瞬間凍結/Flashfreeze》になっており、今回は見かけられなかった。
《クラーケンの幼子/Kraken Hatchling》も面白い。環境をどこまで減速させられるだろうか。


黒は吸血鬼デッキが居なかったのでこの結果に。
個人的には《血の署名/Sign in Blood》や《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》、《堕落の触手/Tendrils of Corruption》といった強力カードが蠢いている色なので見逃せないところだ。《臓物を引きずる者/Viscera Dragger》はアラーラブロックのドラフトで黒のコモン筆頭に数えられていた好カードである。サンプル元では《アガディームの墓所/Crypt of Agadeem》エンジン用の燃料役であったが、コモンスタンダードでは本来の活躍をしてくれるかもしれない。


赤は既にバーンデッキが1つ出来そうな量である。中でも《焼尽の猛火/Searing Blaze》は白眉で、相手の場にクリーチャーさえ居れば(そして上陸に成功さえすれば)、1枚で《稲妻/Lightning Bolt》2枚分の戦果を叩きだせる。
ボロスウィニーなどは《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》《板金鎧の土百足/Plated Geopede》が主力なだけに、安価で組むことができるだろう。


緑はエルフ祭りになった。しかし《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》や《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》が居ない以上、種族デッキは諦めざるを得ない。
《ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane》や《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》のサポートを受けられない前提であれば、《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen》よりも《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》を採用する選択肢が正解になることもあるだろう。


マルチカラーで目新しいのは《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》か。元デッキではサイドボードであったが、白緑ビートでは2マナ域を埋めるエースとしての活躍が見込める。


アーティファクトでまさしく目を引くのは《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》の存在だ。《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》にジャンピング3回点半土下座をして謝ったほうが良いスペックは緑の存在意義を奪いかねない。《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》と比べるのは酷というものだが、カードカウントでは損をしていない以上遜色ない活躍が見込めるだろう。


土地に関しては驚異の一言に尽きる。安定フェッチランド《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》に始まり、ライブラリ操作の《ハリマーの深み/Halimar Depths》やなぜかクリーチャーが増える《カルニの庭/Khalni Garden》など、呪文一枚分の活躍をしていそうなゼンディカー産の土地群。色が合っているならば是非投入したいところだ。
ちなみに筆者はゼンディカードラフトで、色が合っていないのにライブラリ操作のためだけに《ハリマーの深み/Halimar Depths》タッチという猛者を見たことがある。試してみるのも一興かもしれない。


時間もないので今回はこの辺で。

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