【GAME】DSソフト「大神伝」クリアーのこと
2011年2月25日 ゲームニンテンドーDSソフト「大神伝」を昨日の夜に一先ずクリアーしまして、mixiボイスには書き込んだんですが、もう少し突っ込んだ感想をつらつら残しておこうかなと思い立った次第。
ぼかして書きますが、感想を書く以上はどうしてもネタバレが混入する危険性がありますので、そこら辺気にする方はどうか読まないようにお願いします。
あと大分長いです。
では、以下反転。
先に評価を書いておきます。
ゲーム部分はたいへん楽しむことが出来ました。
前作ではゲーム初心者には優しくても、ゲーム慣れしている人間にはヌルすぎて縛りプレイ必須だったゲームバランスが、縛りプレイナシでも歯ごたえのある戦闘になっており、個人的には良い塩梅でした。
また、大神の特徴である筆調べシステムは、DSのタッチペンを使うことでより直感的になり、インタラクティブ性が大幅にアップしていました。この部分は前作を遊んでいた時分からDSやWiiの方が向いているんじゃなかろうかと思っていた所だったので大満足です。
主人公と同じアクションを取るというのは気持ちいいものです。同化って言うんでしたか、子供がライダーの変身ポーズを真似するのと同じ感覚なのかもしれません。手に持った筆(タッチペン)を通してナカツクニに干渉しているという実感がありました。
主人公のチビテラスは、もう、なんていうか、とても可愛かったです。子犬最高。
子犬ラブ。わんこー!
惜しむらくは、前作の雰囲気を100%踏襲し切れていない所です。
それは世界設定であるとか、ストーリーであるとか、キャラクター把握であるとか、初代「大神」を手がけたオリジナルメンバーが製作に携わってないがゆえに出てしまった点なのだと思います。
キャラクターの性格やストーリーの空気はシステムとしてデジタルに引き継げるものではないので。
良くも悪くも「大神」というゲームは、強烈な個性を持つ独特のものでした。
前作のファンは、その個性に強く惹かれているんじゃないかと思います。やりごたえのあるアクションゲームが世の中に沢山ある中、「大神伝」に手を伸ばしたのは「大神」であったがゆえではないでしょうか。
少なくとも私はそうでした。
そんな私から見て、「大神伝」のシナリオは満足できないものでした。
追加設定、キャラクター、ストーリー展開、それぞれに少しずつ「痒いところに手が届かない」もどかしさを感じました。「大神」で味わった物語のツボを押してくれない、そんな感覚です。
それは言わば「大神伝」が「大神」を十分に伝えきれていなかったのだと思います。
この惜しい感をどう伝えればいいのか分からないので例え話をします。
口コミで話題になった美味い寿司屋の弟子が支店を出したので行ってみました。
本店の大将にはまだまだ及びませんが、おいしい寿司が出てきました。むしろシャリに関してはこちらの方が自分の舌に合い、満足できました。
しかし、シメに出してきたものがカリフォルニアロールとビーフストロガノフでしたと。
あれ、本店で出てきた感動するほど美味い赤出汁は?
って感じでして。はい。
最後にゲーム中の評価を借りるとすれば、
難易度バランス 松
ゲームシステム 神
キャラクター 松
ストーリー 梅
総合評価 竹
という所。実に惜しい。ゲームの途中までは最高に面白いのに、ストーリーの最後の最後で脱力してしまう。前作の感動の余韻で放心、ではなく、なんというか後味の悪さが残って脱力、という感覚。
ちなみに前作は
難易度バランス 竹
ゲームシステム 神
キャラクター 神
ストーリー 神
総合評価 神
でした。「大神」マジ大神。
今作から入った方は是非前作も触れてみてください。「大神伝」も良作ですが、こっちも最高に面白いです。
続編があれば、是非オリジナルメンバーでやって欲しいなあ、と思ってしまいました。
前作に魂を惹かれた原理主義者みたいな発言になってしまっていますが、気に障ったかたがいましたら申し訳ありません。「大神伝」も楽しく遊んだよ!
ぼかして書きますが、感想を書く以上はどうしてもネタバレが混入する危険性がありますので、そこら辺気にする方はどうか読まないようにお願いします。
あと大分長いです。
では、以下反転。
先に評価を書いておきます。
ゲーム部分はたいへん楽しむことが出来ました。
前作ではゲーム初心者には優しくても、ゲーム慣れしている人間にはヌルすぎて縛りプレイ必須だったゲームバランスが、縛りプレイナシでも歯ごたえのある戦闘になっており、個人的には良い塩梅でした。
また、大神の特徴である筆調べシステムは、DSのタッチペンを使うことでより直感的になり、インタラクティブ性が大幅にアップしていました。この部分は前作を遊んでいた時分からDSやWiiの方が向いているんじゃなかろうかと思っていた所だったので大満足です。
主人公と同じアクションを取るというのは気持ちいいものです。同化って言うんでしたか、子供がライダーの変身ポーズを真似するのと同じ感覚なのかもしれません。手に持った筆(タッチペン)を通してナカツクニに干渉しているという実感がありました。
主人公のチビテラスは、もう、なんていうか、とても可愛かったです。子犬最高。
子犬ラブ。わんこー!
惜しむらくは、前作の雰囲気を100%踏襲し切れていない所です。
それは世界設定であるとか、ストーリーであるとか、キャラクター把握であるとか、初代「大神」を手がけたオリジナルメンバーが製作に携わってないがゆえに出てしまった点なのだと思います。
キャラクターの性格やストーリーの空気はシステムとしてデジタルに引き継げるものではないので。
良くも悪くも「大神」というゲームは、強烈な個性を持つ独特のものでした。
前作のファンは、その個性に強く惹かれているんじゃないかと思います。やりごたえのあるアクションゲームが世の中に沢山ある中、「大神伝」に手を伸ばしたのは「大神」であったがゆえではないでしょうか。
少なくとも私はそうでした。
そんな私から見て、「大神伝」のシナリオは満足できないものでした。
追加設定、キャラクター、ストーリー展開、それぞれに少しずつ「痒いところに手が届かない」もどかしさを感じました。「大神」で味わった物語のツボを押してくれない、そんな感覚です。
それは言わば「大神伝」が「大神」を十分に伝えきれていなかったのだと思います。
この惜しい感をどう伝えればいいのか分からないので例え話をします。
口コミで話題になった美味い寿司屋の弟子が支店を出したので行ってみました。
本店の大将にはまだまだ及びませんが、おいしい寿司が出てきました。むしろシャリに関してはこちらの方が自分の舌に合い、満足できました。
しかし、シメに出してきたものがカリフォルニアロールとビーフストロガノフでしたと。
あれ、本店で出てきた感動するほど美味い赤出汁は?
って感じでして。はい。
最後にゲーム中の評価を借りるとすれば、
難易度バランス 松
ゲームシステム 神
キャラクター 松
ストーリー 梅
総合評価 竹
という所。実に惜しい。ゲームの途中までは最高に面白いのに、ストーリーの最後の最後で脱力してしまう。前作の感動の余韻で放心、ではなく、なんというか後味の悪さが残って脱力、という感覚。
ちなみに前作は
難易度バランス 竹
ゲームシステム 神
キャラクター 神
ストーリー 神
総合評価 神
でした。「大神」マジ大神。
今作から入った方は是非前作も触れてみてください。「大神伝」も良作ですが、こっちも最高に面白いです。
続編があれば、是非オリジナルメンバーでやって欲しいなあ、と思ってしまいました。
前作に魂を惹かれた原理主義者みたいな発言になってしまっていますが、気に障ったかたがいましたら申し訳ありません。「大神伝」も楽しく遊んだよ!
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